いちご
全農埼玉県本部 園芸販売部
直販企画課
いちごの歴史
いちごの原産地はフランスやベルギーなどのヨーロッパ地方と言われ、当初は野生のいちごを持ち帰り、畑で作りはじめました。本格的に栽培されるようになったのは、200年ほど前からになります。日本への伝来は江戸時代末期で、オランダ船で長崎にもたらされたことからオランダいちごと呼ばれていました。
埼玉県のいちご
埼玉県のいちごの出荷量は約3,600トンで全国第11位となっています。川島町や吉見町、久喜市、秩父市等を中心に各地で広く生産されています。
野菜としての特徴
いちごは約90%が水分で、糖質が約10%、タンパク質、繊維が約1%となっています。いちごには、ビタミンCが多く含まれており、5~6粒程度食べるだけで1日の必要量を満たすと言われています。
種類と食べ方
いちごの種類は約250種もあり、「あまおう」や「とちおとめ」をはじめ、「やよいひめ」「紅ほっぺ」等、他にもたくさんあり、次々に新しい品種が生まれています。
以前はコンデンスミルクや砂糖をかけて食べられていましたが、品種の改良とともに最近の品種は十分甘みがあるため、そのまま食べることが普通になりました。
いちごの甘みは、先のとがった方が甘くなっています。先にヘタの方から口にして、後から先の方を食べるとより甘みを感じることができます。
選び方のポイントと保存方法
ヘタが青く反り返っていて、実の色が均一で艶っぽく、ツブツブがはっきりとしているものが、新鮮ないちごです。冷蔵庫に入れ、なるべく早く食べてください。鮮度が落ちると栄養成分も減ってしまうため、なるべく早めに食べることをお勧めします。
給食会報172号(平成29年4月)から