安全・安心への取組
(公財)埼玉県学校給食会 専門員
私たちは「食の安全・安心」をモットーに子供たちに学校給食用食材の提供を行っています。特に安全は最重要であることから、安全な食材をお届けするために自主検査を積極的に行っています。また、市町村や食材提供事業者からの依頼検査も行っています。
令和2年に実施した学校給食用食材の自主検査
1 細菌検査:安全性の確認のため
(1) 検体数等 |
冷凍食品、野菜等269検体1507項目 |
(2) 検査項目 |
一般生菌数、大腸菌群、大腸菌(E.coli)、サルモネラ属菌、黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌O157 |
2 アレルギー物質検査:安全性の確認のため
(1) 検体数等 |
学校給食用パン6検体24項目 |
(2) 検査項目 |
卵、牛乳 |
3 放射性物質検査:安全性の確認のため
(1) 検体数等 |
学校給食用精米、パンや麺の原料小麦粉88検体352項目 |
(2) 検査項目 |
ヨウ素131、Cs134、Cs137、Cs134+Cs137(合計) |
4 精米品位等分析検査:適正な品質の確認のため
(1) 検体数等 |
学校給食用精米9検体108項目 |
(2) 検査項目 |
精米の品質や食味など12項目 |
5 米品種判別:指定銘柄であることの確認のため
(1) 検体数等 |
学校給食用精米48検体 |
(2) 検査項目 |
DNA(625の多品種米と比較) |
* これらの検査を実施し全て適合していることを確認し、安全・安心な食材の提供をしています。
令和2年の依頼検査:15市町村56校
1 細菌検査
(1) 検体数等 |
食肉、野菜、調理済み食品等161検体384項目 |
(2) 検査項目 |
一般生菌数、大腸菌群、サルモネラ属菌、黄色ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌O157 |
2 残留物検査
(1) 検体数等 |
調理器具、食器等390検体390項目 |
(2) 検査項目 |
でんぷん、脂肪、たんぱく |
異物検査
異物の特定による原因究明・再発防止のため
(1) 検体数等 |
合成樹脂片、髪の毛、骨等67検体 |
(2) 検査項目 |
検体の測定、実体顕微鏡や光学顕微鏡での観察、でんぷん反応試験等 |
給食会報183号(令和3年4月)から