県産農産物の信頼性向上に役立つ「S-GAP」

埼玉県農林部農産物安全課

食品衛生法の一部改正により、令和3年6月から、原則として全ての食品関連事業者にHACCPに沿った衛生管理の実施が義務付けられました。事業者は安全な原材料を調達する必要がありますが、GAPは安全性の高い農産物の調達に貢献できる取組の一つです。


GAPとは

Good Agricultural Practice(良い農業の実践)」の頭文字をとったもので、日本語で「農業生産工程管理」と訳されます。農業生産を行う際に、食品安全・環境保全・労働安全に配慮することで農業の持続性を高める取組です。


S-GAPとは

埼玉県が策定した県オリジナルのGAPです。必要な内容はカバーしつつ、農業者が取り組みやすい項目にまとめたのが特長です。


S-GAP実践農場とは

農場評価員(県職員)が農場を訪問し、S-GAPが求める約50の取組項目について、客観的に評価を行います。全ての項目で達成基準を満たしていると判断されると、その農場はS-GAP実践農場として評価されます。


適切な農場管理のもとで生産された信頼性の高い農産物を求める需要は、今後ますます増加すると考えられることから、埼玉県ではS-GAPを積極的に推進しています。


S-GAP実践農場の中には、既に市の学校給食センター等へ食材の提供を行っているところもありますが、学校給食に携わる皆様に、もっとS-GAPのことを知っていただき、S-GAPを学校給食の衛生管理にお役立ていただければと思っています。


S-GAPについて、より詳しい情報をお知りになりたい方は、是非、農産物安全課のホームページを御覧ください。


平成28年度に開始された、この評価制度により、 S-GAP実践農場は年々増加しています。

S-GAPガイドブック(当課HPから入手可能)


県産農産物の信頼性向上に役立つ「S-GAP」

 

給食会報185号(令和4年1月)から

ページの先頭へ