ブロッコリー

県農林部経済流通課

食品豆知識(ブロッコリー)

栄養いっぱい!ブロッコリー

緑黄色野菜の中でもブロッコリーの栄養価はトップクラス。ビタミンや無機質が豊富で、特にビタミンAやCをとるにはお勧めの野菜です。
ブロッコリーは味や香りにくせが少ない野菜なので、サラダや炒め物、煮物など様々な料理に使われています。私たちが食べているのは、つぼみと茎の部分です。
ブロッコリーは地中海沿岸生まれで、アブラナ科の野菜。カリフラワーとともに、「ハナヤサイ」などと呼ばれるキャベツの仲間です。明治時代にカリフラワーとともに日本に伝えられましたが、当時の人々には受け入れられなかったようです。ようやく人気が出てきたのは昭和40年代以降のことです。


埼玉県はブロッコリーの大産地

埼玉県のブロッコリーの収穫量は1万2900tで全国第1位(8年度)。岡部町、深谷市、本庄市など県北部を中心に生産され、秋から春先にかけて出荷されています。
近年、カリフォルニア産をはじめとする輸入ブロッコリーが増加し、年間を通して市場に出回るようになってきました。
この輸入ブロッコリーは、収穫後段ボ-ルに詰め、鮮度を保持するためシャーベット状の氷をすき間なく入れ、船で12日間ほどかけて輸入されます。
これに対して本県では、コスト低減に努力する一方、「品質」はもとより、収穫の翌日に食卓へお届けできる「鮮度」や「味の良さ」をうりものに、輸入物に負けないよう積極的にPR活動を行い、需要拡大に努めているところです。
特に埼玉のブロッコリーはやわらかくて茎までおいしく食べられるのが特徴です。お店で「埼玉産」を見かけたら、是非お手にとってご覧になってください。


おいしいブロッコリーを選ぶには

最後においしいブロッコリーの選び方を御紹介します。

  • つぼみがすき間なくよくしまっていて、こんもりと盛り上がり、色は濃緑色のものを選びましょう。つぼみが開いて黄色みがかったものは味も歯ざわりもよくないので避けます。
  • 茎の切り口がみずみずしいものを選びましょう。すが入っていたり、切り口が割れているものは避けます。

給食会報116号(平成10年10月)から

ページの先頭へ