巨峰
埼玉県農林部 生産振興課
花き・果樹・特産・水産担当
巨峰の豆知識
実は「巨峰」は品種名ではなく商品名です。正式な品種名は「石原センテニアル」といいますが、「巨峰」という名前が定着しています。
現在は、様々な種類のぶどうがありますが、巨峰の人気は根強く、日本で作付されているぶどうのおよそ34パーセントが巨峰です(平成24年産特産果樹生産動態等調査より)。
また、実が大きいことから「ぶどうの王様」と言われています。
埼玉県の巨峰
平成26年のぶどう全体の栽培面積は173ヘクタール(全国22位)であり、生産量は1,400トン(全国24位)です。そのうち、巨峰は113ヘクタールで、およそ65パーセントを占めています。
主産地は北足立地域、入間地域及び秩父地域です。県産の巨峰の販売は、直売が主体です。また、秩父地域では観光農業が盛んで、購入だけでなく、巨峰狩りをすることができます。
巨峰のおいしい選び方・食べ方
巨峰は鮮度が大事です。色つきがよく濃いもの、表面に張りがあるものを選びましょう。また、皮の表面についた白い粉や、軸が緑色なのも新鮮な証拠です。
なるべく早く食べたほうが良いのですが、冷凍保存することもできます。冷蔵・冷凍保存する際には、1粒ずつ保存します。実はもぎ取らず、ハサミなどで軸を2、3ミリメートル残して切り離しましょう。こうすることで、実に傷がつかず、傷みにくくなります。
ぶどうがおいしい季節になりました。埼玉県産の巨峰をぜひご賞味ください。
給食会報167号(平成27年9月)から