はくさい
全農埼玉県本部 園芸販売部
直販企画課
はくさいの歴史
はくさいの原産地は地中海沿岸地方で、当初は葉が開いた非結球型でしたが、中国に伝播した後に葉が巻く結球型になりました。日本へ伝わったのは明治の初めと言われています。かつては内部の葉っぱが白っぽいものが多かったのですが、近年では黄芯系や、オレンジ芯系が主流となっています。
埼玉県のはくさい
埼玉県の平成26年のはくさいの出荷量は約1万4,500トンで全国第12位となっています。深谷市、上里町、本庄市等を中心に生産されています。
野菜としての特徴
はくさいは、約95%が水分ですが、ビタミンC、鉄分、マグネシウム、カリウム、カルシウム、亜鉛、食物繊維等を含んでいます。旬は冬で霜に当ると甘みが増します。
種類と食べ方
一般的に食される円筒形の他に、小さくて使いやすいミニはくさいや、あまり流通していない砲弾形や半結球形等があります。
食べ方とすると、定番の鍋料理や漬物(浅漬け・キムチ)、汁物、炒め物の他、生でサラダとしても美味しくいただけます。
選び方のポイントと保存方法
しっかりと上が閉じていてずっしりと重い物を選んでください。
保存方法は、新聞紙で覆ってから冷暗所に立てた状態で保存するのがお勧めです。カットしてある場合は傷みやすくなるためラップを使って冷蔵庫に保存し、なるべく早めに使い切るようにして下さい。
給食会報171号(平成29年1月)から